自分
自分の体と心は、自分だけのものです。体と心とは、身体や行動や考えや気持ちのことです。
あなたの体と心は、あなただけのものです。誰も、あなたの体と心を好き勝手できません。
他人の体と心は、他人だけのものです。だから、自分と他人は対等です。
<幼少期>
生まれた瞬間から、子供の体と心は子供だけのものです。もちろん、子供には親の手助けが必要です。それでも、決して、親のものではありません。
母乳やミルクは与えてもらいますが、飲むのは子供自身です。お腹がすいたと感じるのは子供自身です。
<成長期>
生まれたときは親の手助けが必要ですが、成長とはその手助けを減らしていくことです。そして、少しずつ自立にむけて経験(成功も失敗も)を積み上げていくことです。
<自立>
自立とは、自分の体と心を自分だけのものにすることです。自分の体と心を他人にゆだねないことです。
一人で生きるということではありません。人は社会生活をして互いに関わりあって生きています。他人からアドバイスをもらうこともありますし、逆にだまされたりすることもあります。ゆだねないとは、最終的に自分で判断をして自分で行動するということです。その結果が良くても悪くても、自分で受け止め、他人のせいにしないということです。
そして、自立とは、自分なりの夢があることです。夢は生きていく方向性であり、幸せの要素であり、自己肯定感の素(もと)です。自分で夢を見るということです。
<他人>
自分の体と心は、自分だけのものです。 誰も、あなたの心と体を好き勝手できません。 それならば、他人の体と心は、他人だけのものです。だから、自分と他人は対等です。対等なら、他人から考えを押し付けられることはありません。また、他人に考えを押し付けることもできません。例えば、他人が間違っていると思った際に、それを相手に伝える時は、「私は『あなたは間違っている』と思います」という私を主語にした言い方になります。「あなたは間違っています」というあなたを主語にした言い方は考えの押し付けです。
現代社会では、SNSなどで、多くの人が考えを押し付けてくるので、背中を押すためにあえて強く書きます。考えの押し付けは聞く必要はありません。また、考えの押し付けはしてはなりません。私(筆者)は強くそう思います。
<愛>
愛とは、自立した人と自立した人との間に生じるものです。相手にゆだねてしまったら、それは愛ではなくて依存です。